こんにちは、ヒビラクです。
Welqの問題はまだまだホットですね。
でもま、あとひと月も経てば沈静化するでしょう。
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情報の海を航海するには水先案内人が必要だ
Welq、もといDeNAのやり方はまずかったけど確実に人々のニーズを満たしていましたよね。
スマホの普及でどこでも誰もが時間を問わずインターネットっていう超超々巨大な図書館で情報探しをする時代。
ついでにインターネット図書館に情報を追加する人の数=ネットにアクセスできる端末を持っている人間ほぼ全てなんていう状況になりつつあるわけで。
日々日々良悪入り混じった情報が恐ろしい勢いで流れ込んでくるインターネット図書館において、一人で必要な情報全部に目を通すのは難しいですし恐ろしく時間がかかります。
ついでに検索を駆使すれば情報がどこにあるかはわかるんですが、検索が下手だと埋もれてる情報は見つけられないのでそれなりのテクニックが必要です。
情報がありすぎる故の弊害ですね。
なので、何かを調べた時に資料の位置だけを教えてくれる検索端末(=Googleなどの検索ポータル)よりも、内容をまとめて見やすく分かりやすく提示してくれる、司書さんみたいなもののニーズがあったわけです。
今回のWelq騒動で問題視されたことは、この司書さんが情報の信ぴょう性を確かめるっていう考え方をもっていなかったこと。
ついでに他人の書いたものや知識を、自分の知識として使用して自分が持っているビジネスのタネにしちゃった。
ということでDeNAのまとめサイト群は一旦停止になっちゃいました。
でも確実にまとめサイトの需要はあるんですよね。
じゃあどうしたらいい?
信ぴょう性をある程度担保できる仕組みをつくって、ついでにまとめサイトに引用された場合の情報元に対して何らかの見返りがあるようにすればいいだろうという対症療法は簡単に出せる答えですね。
で、この対応が早かったのはNaverまとめ。このスピード感とタイミングはさすが。
「NAVERまとめ」が新方針 “キュレーションサイト問題”受け「まとめ作成者の信頼ランク」採用へ
LINEは12月5日、同社が運営するキュレーションサイト「NAVERまとめ」の新方針を発表した。まとめ作成者を評価ランク付けする仕組みや、引用元のコンテンツ権利者に利益配分する仕組みなどを新設し、2017年度中の運用スタートを目指す。
2016年12月05日[山口恵祐,ITmedia]
引用元のコンテンツ権利者に利益が配分されるのはアツいですね。
ただもし、まとめサイトに引用される事がコンテンツ権利者にとってのメリットにもなる時代がきた場合、引用されやすそうな情報を発信する為にどっかからネタを盗んできて発信する人もでてきそう。
結局パクりに対抗する術ってのはないんでしょうかね。
今後の動きが楽しみです。