こんにちは、ヒビラクです。
小中高の教科書に電子書籍化の波がくる?
デジタル教科書を容認、基本は紙…有識者会議
小中高校の教科書のデジタル化について検討してきた文部科学省の有識者会議は30日、現行の紙の教科書を基本としつつ、タブレット端末などに教科書のデータを取り込んだ「デジタル教科書」の併用を認める最終報告をまとめた。http://www.yomiuri.co.jp/politics/20161130-OYT1T50103.html
2016年12月01日 07時22分 Yomiuri Online
紙の教科書が電子書籍になる日
電子書籍にはそんなにいいイメージを抱いてないです。
確かに便利ですよ。かさばらないし、何冊も持ち歩けるし。
自分が小中高のときに教科書をどんな風に使ってたかって思い返してみると、
- 読む
- マーカー引く
- ちょっとした気付いたこととか気になる事をメモする
- 分からない部分があったら過去に遡ってみる
こんなところでした。
でも電子書籍はまだまだ読む以外の部分のインターフェースの作りこみが甘いです。
Kindleで言えばマーカー機能とかしおり機能とか特定のページへのジャンプ機能などはちゃんとあります。
でも紙とペンで出来る直感さや気軽さには全然かなわないです。
紙の教科書であれば、分からない部分があった時に以前のページに遡るのも一瞬でできます。
紙の書籍でできることって電子書籍リーダーでもちゃんと実現できるんですが、紙と同じような直感的なワンアクションじゃないんですよね。
そしてこのワンアクションがやたら面倒くさい・・・
あとは子供ごとの電子デバイスに対する習熟度も問題になりそう。
先生は電子デバイスのカスタマーサポートの真似事までさせられるようになるのかな。
電子書籍になったら楽しい分野
ケチばっかりつけるのもつまらないので、電子書籍になったら面白そうな部分を考えてみます。
まず地理。
Google Mapと組み合わせたらほんと面白そう。
海外地理ならGoogle Mapを頼る事になるでしょうが、日本国内であればゼンリンの地図サービスと連携して質の高い教育を展開できるんじゃないかなーと考えてます。
同様に地学なんかも楽しそうですね。
高校から地学ですが小中だったら理科の分野でしょうか。
理科の分野も実験の手順動画を電子書籍の中に組み込んでいけそうですね。
英語は発音のチェックに使えるかな?これも面白そう。
ネイティブの発音を聞いたり、マイクと連携させたりして発音の正確さを測る事ができそう。
国語算数はどうでしょうね・・・面白そうな活用事案はパッと思い浮かびません。
教育現場への新しい試みの導入如何てのはいつの時でも議論になりますよね。
ゆとり教育の導入も当初は歓迎する雰囲気があったと思ったんですが、今ではその世代を揶揄する言葉になっちゃいましたね。
電子書籍での教育が本格化した場合の世代はなんて別称されるんでしょうか。
Kindle世代?電子書籍世代?タブレット世代?